木枯らしに抱かれるプレイリスト

冬の匂いが街に満ち始め、木枯らしが頬をかすめる12月初旬。 秋の名残をほんの少し抱きしめながら、季節は静かに冬へと舵を切ります。そんな“はじまりの冬”に寄り添うのが、この「木枯らしに抱かれるプレイリスト」です。 小泉今日子「木枯しに抱かれて」が描く胸の奥の切なさ、福耳「夜空ノムコウ」が残す深い余韻、ゆず「しんしん」が持つ温度の低い静けさーーどの曲にも、初冬ならではの透明な風が流れています。 凍える夜でもどこか人恋しくて、歩きながら思わず空を見上げたくなるような時間。 街路樹を揺らす風に、今年を少しずつ振り返りはじめる心の動き。 このプレイリストは、そんな“冬の入口”の揺らぎをそっと包むための音楽たちです。